万博の意義

万博の意義

大阪・関西万博が開幕した。国民は物価高で厳しい生活を強いられ、能登地震などの災害復興もままならない中、こんなことに大金を投じている場合じゃないだろ!赤字になったらどうする!環境破壊だ!などなど、逆風下の船出だったようだ。

たしかに、ロシア・ウクライナ戦争やイスラエルとハマスの対立など、グローバル視点でも、吹いているのは向かい風ばかり。それでも、次の時代を担う若者や子供達に夢を届けるという点で、万博は有意義だと思う。

私は学生時代に「つくば博(1985)」で「巨大なトマトの木」を目の当たりにした時の衝撃を今でもよく覚えている。バイオテクノロジーの進歩に未来を感じてワクワクした。

万博は次世代への投資だと思う。若年層へ夢や希望を与えられればそれで十分意味がある。単年の採算といった話ではなく、もっと中長期的な視点でとらえるべきことだろう。