今までは音訳で忙しかった毎月中旬だったが、先月末でボランティアを脱会したので、今月からは時間に余裕ができてありがたい。
第一線を退いた身で、音訳を辞めなければならないほど何に忙しいのか?と疑問に思われるかもしれない。しかし、現役の頃とは「忙しい」の中身がちょっと違う。
人の健康寿命を80歳だとすれば私の残り時間はどんなに長くても僅か20年。従って、コスパやタイパではなく、まずは「やりたいこと(やるべきことも含む)」のプライオリティーを考える。
それなら、「やりたいこと」がそんなにたくさんあるのか?と疑問に思われるかもしれない。
でも、歳をとると「何もせずに寛ぐ」といったことも「やりたいこと」の一つになるし、もちろん「もうひと花(小さい花でいい)咲かせたい」という思いもある。
そんなふうに日々考えを巡らすので、意外と気忙しい。「これをやらねば」「あれをやらなきゃ」「これをやってみたい」「あれに挑戦しよう」と頭は回り出す。
しかし、残念ながら身体は、歳を重ねるにつれて、思考のペースについてこられなくなる。そんな心と身体のせめぎ合いが今日も続く。