鹿教湯温泉へは北陸新幹線を利用。東京から上田まではわずか90分、そこからレンタカーで30分。
わずか2時間余りでコンクリートジャングルを脱し、紅葉の美しい湯治場に行ける。新幹線の“速さ”にあらためて驚く。日本の鉄道技術は素晴らしい。
こうした最先端技術もさることながら、常々私が最も優れていると思うのは定時運行を支えるオペレーション技術(能力)だ。
毎日休みなく、遅延なく列車を運行する技術。それはIT系テクノロジーに拠るところもあるだろうが、一番大きいのは日々現場で奮闘するスタッフの高い資質の賜物だと確信する。海外の鉄道は遅れるのが当たり前。日本の人材レベルの高さは世界屈指に違いない。
定時運行。これこそが公共交通機関の使命であり、それを24時間365日遂行する日本の鉄道は“神”。