今年4月からEテレの「NHK短歌」を視聴している。毎週日曜日のわずか25分間なので負担がない。録画してスキマ時間にサクッと見る。
自分で詠んだり、ましてや作品を番組に応募したりするレベルには程遠いので、もっぱら講師や市井の人々の作品を鑑賞するのみ。
唯一「負担」と言えば、テキスト代の730円だが、ここには番組では紹介されない歌も多数掲載されているので捨てがたく、毎月買う。
講師陣が選んだ、入選、佳作秀歌、佳作(たぶん毎月500首くらい)の掲載。毎月、自分が気に入った歌にはマーカーで印をつける。
ところで、先週の水曜日、猛暑の屋外で作業をはじめて1時間ほど経ったころ、靴ひもがほどけているのに気づいた。その時すぐに思い出したのが次の一首。今月号で印をつけた歌だ。
問いかけるようにほどける靴のひも無理して歩き続けてないか(群馬県 広木登一)
靴ひもが「少し休め」と、私の身体を案じて語りかけてくれたか。