NHKスペシャル「新・幕末史 グローバル・ヒストリー」を見ました。維新前後の歴史を世界史の視点から捉えなおすという試みで非常に興味深い内容。
明治維新が欧米列強の目にはどのように映っていたのかが、各国で最近発見された史料などをもとに、再現ドラマなども交えながら描かれていました。
日本史の中でも幕末の激動は非常にドラマチック。私もずっと惹きつけられてきた領域であり、司馬遼太郎の「坂の上の雲」「竜馬がゆく」に始まり、その後も刺さる物語を求めて数々の映画や書物に触手を伸ばしてきました。
最近触れたものでは大宅壮一の「炎は流れる」。今から50年以上前に書かれた作品ですが、あの華々しい維新の裏舞台を垣間見ることができてとても面白い。
ただ、全部で4巻の大作で、文体も少々古いので読みにくく、第2巻まで読破したところで力尽きてしまいました。
それでも、乃木将軍にまつわる多くのエピソードや赤穂浪士の話など、この2巻で十分に知的好奇心を満たしてくれる内容でした。
第3巻は既に図書館から借りてきて手元にあるのですが…。もう少しエネルギーを充電したら改めて挑戦しようと思います。