あのユーミンが中学校の音楽の教科書に載っていることを知りました。しかも巻頭のカラー写真。先日たまたま娘の教科書を見せてもらう機会があったときのこと。
松任谷由実さんのポートレートの横には「14歳の時間」と題した中学生へのメッセージが記されていました。
14歳のころのわたしは…。
パイプオルガンの響にあこがれ、遠い国から聞こえてきたロックに夢中でした。
そして、生まれて初めて作詞・作曲したのもこのときです。
皆さんも、自分がすばらしいと思うことを大切にしてください。
人と違うことを恐れないで。
世界は変わっていくけれど、あなたのその純粋な心があれば、どんなことにも立ち向かうことができるはず。
今でもわたしの中には、音楽が大好きで好奇心旺盛だった“14歳のわたし”がいて、ときどき顔を出すのです。
松任谷由美
私もユーミンの歌が大好きです。「卒業写真」を初めて聞いた時の衝撃は今でもよく覚えています。その後も自分の人生の様々なシーンで、まるでドラマのBGMのようにユーミンが流れていたように思います。
そういえば「RAILWAYS -49歳で電車の運転士になった男の物語(中井貴一主演/2010年)」という映画を見てから「転職」を意識するようになったのですが、その主題歌がユーミンの「ダンスのように抱き寄せたい」でした。
ところで、ユーミンを語るときに忘れてはいけないのが中島みゆき。ユーミンが「陽」の女王なら中島みゆきは「陰」の女王でしょう。彼女の歌もユーミンと同様に私の人生を支えてくれる存在。
特に『プロジェクトX〜挑戦者たち〜(NHK)』の主題歌として作られた「地上の星/ヘッドライト・テールライト」からは仕事上の困難に立ち向かう勇気を幾度となくもらいました。
お二人の益々のご活躍を祈願してやみません。