「音訳者デビューをめざして 22-06-01」の記事で、音訳者養成講座を3月末で無事終了したとお伝えしまた。今日はその後日談です。
4月から6月までの3か月間は研修期間。同じボランティアグループに所属する大先輩から直々に課題を与えられ、個別に校正指導を受けました。
月刊誌に掲載された4つの記事(もちろん初心者でもなんとかなる易しい題材)の音訳でしたが、無事クリア。採点をだいぶ甘くつけていただいたようではありますが…。
練習とはいえ、実際にPCとマイクを使って音声ファイルを作る作業というのは意外と緊張を強いられることに驚きました。
ちょうど、カメラを向けられると表情が硬くなるように、マイクを前にすると発声がぎこちなくなるのです。
その結果、読み間違えたり、ハヒフヘホの発声をするときにマイクを吹いてしまい、「フーッ」という余計な音が入ったり。
例えば「フェイスブック」の「フ」が、「息の音」になってしまう。そういう時は、マイクの正面に息がかからないように口の向きを少しずらすそうですが、こうした細かい芸当は、まだまだハードルが高く…。
ところで、残念ながらこの研修期間中に同期生の数名が退会しました。この音訳活動、ボランティアでありながら、かなり負荷が大きいことを始めてから知る感じでしたので、無理もありません。
さて、今月からは正式に図書館に(音訳図書として)納品する音訳の一部を担うわけですが、私たち音訳1年生の同期は皆「不安しかないですね…」と事あるごとにつぶやいております。
果たしてどこまで頑張れることやら…。まぁ、あまり肩肘を張らず、行けるところまで行ってみようかと思っています。