父は老健、母はグループホームに入所して一か月。12月28日には急遽「父の再入院」もありましたが、介護する身としては心身ともに救われたような、穏やかな時を過ごすことができました。
それまでの在宅介護では、当然ながら年末年始ものんびりできません。そもそもお正月ということなど認識してもらえませんので、これまでの日常が繰り返されます。
そういえば、昨年の1月3日には救急車を呼んでしまう事件がありました。母の「助けを求める大声」を聞いた隣人が、119番通報した模様。ただ、この隣人も認知症なので詳細はよくわかりません。
かけつけた救急隊も状況がわからず、私に確認の電話が入ったのです。「ご迷惑をおかけしました。認知症なので…」と状況を説明し、お詫び申し上げた後お引き取りいただきました。
こうした事件は、ただでさえ辛いのですが、お正月三が日に食らいますとそのダメージは倍増。なんという年明けかと、すっかり意気消沈。
しかしながら、今年も辛い事実が突きつけられました。昨日のこと、父の入院する病院から危篤状態との連絡が入ったのです。何らかの感染症により肺炎になり、いつ何がおきてもおかしくないと。
病院に駆けつけいろいろと説明をうけましたが、高齢ということもあり対応にも限界が…。「チューブだらけになるのは嫌だ」と言っていた父の意志を踏まえ、私から無理な延命措置はしないで欲しいとお願いしました。
今はただ推移を見守ることしかできませんが、とにかく本人が苦しい思いをしないことを祈るのみです。
介護5年目も大変厳しい幕開けとなりました。