防衛大学校(9)
当初、防大の生活は戸惑いの連続でした。とにかく何でもかんでもルールが決まっていますので、それに慣れるまでがひと苦労です。 服装や所持品、敬礼、整列、点呼、報告…
ありふれた日常から考える
当初、防大の生活は戸惑いの連続でした。とにかく何でもかんでもルールが決まっていますので、それに慣れるまでがひと苦労です。 服装や所持品、敬礼、整列、点呼、報告…
「風呂・飯(メシ)」をクリアすれば、あとは平穏な自習時間。22時の消灯までの間、6人が机をならべてお勉強。こちらは自分のプランで自由に勉強をすればよいのです。…
防大は「つわもの揃い」なのでどの体育会でも「強豪校」なのでは?と思っていました。ところが、予想は大きく外れました。むしろ一般大学より弱い。 それは何故かと申し…
朝のバタバタが終わりましたら教科書やノートをカバンに詰めて制服を着用し、たしか8時に宿舎前に集合・整列・点呼。授業を受けるために教場へ移動するのです。 音楽に…
自衛隊といえば軍隊を想起させ、軍隊といえば旧日本軍のリンチやいじめ、暴力といったイメージを抱かせるかと思います。 しかし、防大では体罰は一切受けませんでした。…
防大の入校日は4月1日。学生とは言え国家公務員ですから一般の社会人と同様、年度の初日から始まります。 その日の早朝、私は母に見送られ実家を出発。二次試験の時に…
防衛大学校の合格発表は父が率先して見に行ってくれました。父は私の進学先に関しては一切口を挟まない人でしたが、たぶん防大進学には大賛成だったと思います。 父の兄…
自衛隊嫌いの私が、なぜ防衛大学校に好奇の目を向けたのか?それは、自衛隊の何たるかを知りたかったからです。 自衛隊のことを何も知らないのに毛嫌いしているのはズル…
私は18歳頃まで自衛隊に対して漠然とした嫌悪感のようなものを持っていました。と申しましても、何か確固たる理由があったわけではありません。 そもそも軍隊とか戦争…
この作品は戦後50年という節目に出版された、「名もない戦犯とその遺族について書かれた」ノンフィクションです。 上坂氏はこれまでも戦犯として処刑された方々に関す…