週末になると新聞の折り込みに不動産広告が増えます。最近のマンション価格高騰で、そこに並ぶ数字の大きさには毎回驚かされます。
先日も阿佐ヶ谷のマンションに5ケタ(つまり億ション)の価格が表示されていました。しかも新築かと思いきや中古。駅チカで80平米超とやや広めでしたが、いくらなんでも中古で億とは…。
一方で、所要時間表示の数字は小さくなる(正しくは、小さくみせる)傾向が顕著です。
例えば、荻窪駅まで徒歩なら30分はかかりそうな物件なのに広告のキャッチは「荻窪駅15分」。欄外の極小文字を読むとバスを利用した場合の所要時間でした。
そんな姑息な手段は使わず「荻窪駅まで自転車で10分」という広告もみたこともあります。こちらのほうが、開き直っていてむしろ印象はよいかも。
ここ数週間で一番驚いたのは…こんな広告です。一目見ると荻窪周辺の物件で最寄り駅も(バスか自転車か徒歩かわからないけど)荻窪だろうと想像がつきます。それと、大きな文字で「4分」とか書かれている。
これなら誰もが一瞬「荻窪駅まで徒歩4分?」と期待してしまいますが、なんと横に書かれた小さい文字は「近隣小学校まで」。駅までなら徒歩で20分はかかりそうな場所でした。
最寄り駅が無理なら最寄りの小学校を持ってきてでも「数字」を小さくしてキャッチーな広告にする。ちょっとやり過ぎな感じもしますけれど。