先日NHKの「サラメシ」という巷のサラリーマンの昼食風景を紹介する番組を見ていたら、百足(むかで)さんという名前の女性が登場。とても珍しい苗字ですね。
この方は営業職の新入社員とのことで取引先と名刺交換する場面も映っていました。一度聞いたら忘れられない名前でしょうから、きっと仕事にもプラスになることでしょう。
私は昨夏、仕事の関係で神(じん)さんというお名前の方に出合いました。業務連絡でメールを書く度に「神様 いつもお世話になっています」という冒頭部分を見て思わず笑ってしまう。
韓国に駐在しているころに知り合った、真珠メーカーの駐在員のお名前も面白かった。あいにくその方の苗字を正確に思い出せないのですが、真珠にふさわしく、おめでたいお名前だったのは確かです。宝来さん?だったでしょうか…。
ある日、私が彼のオフィスに電話をかけたところ、彼の上司が電話に出ました。お名前は福寿(ふくじゅ)さんだそうです。このオフィスを訪問すればご利益があるかもしれません。
そういえば、かつて職場の近所に「釣」という表札を掲げた家がありました。昼休み食事に出かけるとき、よくその家の前を通ったのですが、ちょっと奇妙な佇まい。
まず「釣」という苗字が珍しい。それに、人が住んでいる気配が全くない。洗濯物が干されていたり、玄関に人の出入りがあったりするのを見たことがありません。
塀が割と高めで、防犯カメラも何台か付いている。これは大物の隠れ家なのか、あるいは反社会勢力と呼ばれる方々に関連しているのか。見るたびに謎が深まるばかりでした。
そんなある日のこと。同じようにこの家が気になっていた上司が「ついにあの家の正体を突き止めた」と。彼曰く、あれは警察が捜査拠点に使うアジトらしいと。
確かに説得力はあります。苗字として「釣」を選んでいるところも如何にもアジトに似つかわしい感じが。その真偽はいまだに不明ではありますが…。