今日は御用納め。私のアルバイトも仕事納めです。そういえば、最近この「御用納め」という言葉を聞かなくなりました。
「御用」とは「公務」を指しますから、「御用」納めは「官公庁の仕事」納めという意味になります。ただ、区別や差別がタブー視される昨今、「御用納め」はやがて棺に納まることになるのかもしれません。
さて、今年は年初に父が他界したこともあり、静かな年末を過ごしています。ちょうど1年前の今日、父は気胸で救急搬送され入院、そのまま帰らぬ人になりました。
その病院の大きな看板が通勤時に車窓から見えます。荻窪駅からJRに乗って行きますので高架線区間では沿線の街並みが一望できるのです。
天気の良い日は阿佐ヶ谷駅の少し手前のところから、わずか数秒ですが立ち並ぶビルの間隙をぬって富士山が顔を出します。
冬晴れの空は光のほかはなく光だけある空の充実
伊藤一彦「言霊の風」より
来年が良い年になりますように。