先日、河口湖ツアーの添乗で出合ったタクシー運転手さん。彼は旅行会社に長く務め、早期退職して地元に戻り八百屋を経て運転手に転じたそうだ。
旅行会社での経験はもちろん、観光客を乗せるケースが多いので、八百屋での経験も活かせるという。
例えば、地元名産のぶどうをお土産に買いたいというお客さんに、品定めのコツ(=八百屋時代に習得したワザ)を教えるとすごく喜ばれると。
「俺のこれまでの人生は、結局タクシー運転手になるためのにあったのかもしれません(笑)」
つまり、人生に無駄は一つもない。何事もいつか役立つと確信したそうだ。
「そのことを子供に教えています!」と心から楽しそうに話してくれるので、こちらもとっても幸せな気持ちになった。