電話加入権

電話加入権

固定電話しかなかった時代、電話を引くためにはまず電話加入権を買わなければならなかった。たしか5万円くらい。私も社会に出て一人暮らしを始めた際に購入した。

当時は、これを持っていることが社会人の証みたいなところがあって、出費は痛いがちょっぴり誇らしい気持ちにもなったものだ。

先日、書類を整理していたら、数年前にNTTから届いた「利用休止のお知らせ」というハガキを発見。固定電話をやめて携帯電話に代えた際に電話加入権を10年間休止する手続きをしたことを思い出した。

休止の継続更新は何回でもできるが、期限内に意思表示をしなければ自動解約となる。ハガキを見ると2回線分、休止期間は残り4年と1年ということらしい。

早速116へ電話。予想通り「只今電話が大変混雑しております…」ときた。フリーダイヤルなのでスピーカーにして他の作業をしつつ待つこと8分。

「10分まで待って繋がらなかったらかけなおそう」と心に決めたところ、なんと9分57秒のところで「お待たせしました!」の声。

手続を終え今日から10年間の再休止。再び固定電話を引く日は来るのか…。ちなみに、電話加入権は現在39,600円(税込)とのこと。けっこう高くて驚いた。

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かくと

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「荻窪ラジオ」の神木各人(かみき かくと)です。私は国内外で33年間のビジネスマンライフを終え、今は荻窪を拠点にフリーランスとして活動中です。「荻窪ラジオ」では、私のこれまでの経験や、日々の暮らしで考えたことなどを「オンエア」。「読む」ラジオとしてお付き合いいただければ幸いです。

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