フォーの店で

フォーの店で

日曜日、久しぶりに新宿へ。お昼にフォーの店へ入った。案内された席に着くと、テーブルの上に大きなQRコードが印刷されたパウチシートが載っていた。

客はこのQRコードを自分のスマホで読み取り、接続先の画面上で注文を決め、LINE経由でオーダーを送信するシステムと知る。

店員は注文をとらず、席の案内と配膳をするだけだから、片言の日本語が出来れば外国人労働者でも全く問題ない。

この店では支払いまでは自動化されていなかったが、もし料理運搬ロボットが導入され、決済も全てオンラインにしたら、店員さんは失業ということか。

そう言えばいつだったかテレビでパスタ料理を作るロボットを見たことを思い出した。調理ロボットの開発も進んでいるのだろう。人手がますます要らなくなってゆく。

こうして飲食店のオペレーションはどんどん進化する。ただし一方で、対人コミュニケーションはどんどん減ってゆく。

となると、これは果たして「進化」なのか。効率を求めるあまり、何か大切なものを置き去りにしているような…。

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かくと

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「荻窪ラジオ」の神木各人(かみき かくと)です。私は国内外で33年間のビジネスマンライフを終え、今は荻窪を拠点にフリーランスとして活動中です。「荻窪ラジオ」では、私のこれまでの経験や、日々の暮らしで考えたことなどを「オンエア」。「読む」ラジオとしてお付き合いいただければ幸いです。

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