説明は例えである

説明は例えである

先日たまたま訓練校の教室で誰かが「説明は結局例えでしかあり得ないのよ…」と言うのが聞こえた。そこでふと考えた。

外国人に日本の「お好み焼き」を説明するとき「日本のピザ」という言い方をする。アボカドを説明するために「森のバター」という別名がある。姫路城を白鷺城とよんで、つまり白鷺に例えて、その姿を説明する。

たしかに、未知のものを既知のものになぞらえることで、聞き手の想像力が起動し、なんとなくわかった気になる。

でも、『世界は分けても分からない(福岡伸一)』ように、「世界は例えてもわからない」のもまた「真なり」だろう。

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かくと

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「荻窪ラジオ」の神木各人(かみき かくと)です。私は国内外で33年間のビジネスマンライフを経て、今は荻窪を拠点にフリーランスとして活動中。「荻窪ラジオ」では、日々の暮らしの中で考えたことを思いつくままにつぶやいています。

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