束の間の雪化粧

束の間の雪化粧

昨日は荻窪でも建物の屋根や細い路地などにはうっすらと雪が積もりました。東京は1月24日の初雪以来の降雪。

幸い仕事は休み。私はラジオやテレビでアナウンサーが連呼していた「不要不急の外出は避けて下さい」という忠告に黙って従うことにしました。

冷たい北風に雪が舞うような日に一歩も外に出ないで済むというのは、よく考えてみればなんとも贅沢な話です。

ちょっと後ろめたい気持ちになった私は、せめて部屋の暖房は入れないことにしようと、ダウンを着込んで寒さをしのぐことに。(単なる電気代の節約でしょと言われそうですが…)

幼い頃は雪が降れば大はしゃぎ。外に出て遊ぶことが贅沢だったのに、今や外に出ないことを贅沢と感じるようになるとは…。

ところで、雪の日は町がとても静かになりますので、音訳の録音にはもってこい。結局パソコンとマイクの前に座り込んで、締め切りの迫った原稿と格闘する一日となりました。

一晩明けて冬晴れ。束の間の化粧を落とした町を照らす日差しがとても眩しい朝です。