ふだん荻窪駅をよく利用します。これまでは勤務先の関係で丸の内線を利用することが多かったのですが、最近はJRが増えました。
そこで最近気づいたのが、「スカイツリーの見える窓」です。西口の改札口を入って右側、1・2番線(中央・総武緩行線)のホームへ降りるエレベーターの向かい。
敢えて目に付かないところに貼ったのでしょうか、控えめな案内ポスター(写真)を見つけまして、私もその時に初めてその存在を知った次第。
このポスター、きっと駅員さんの手作りなのでしょう。最下段に書かれている(天候・気象条件により、見づらい日、見えない日があります)というのが何とも微笑ましい。
「“見える窓”なのに、ちっとも見えないじゃないか!」と怒鳴りこんで来るお客さんへの予防線なのでしょうか。
しかし、こんなレトロな雰囲気のポスターが似合うのが荻窪駅。設備は古く、どこもかしこもくたびれている感じなのですが、それがむしろ落ち着きを与えてくれます。
近隣の阿佐ヶ谷駅、高円寺駅、吉祥寺駅のように高架ではありません。線路が地面の上を走っていますので、プラットホームも地に足が付いている。これも良い。
私はまだこの窓からスカイツリーを見たことがありません。実はこの窓の存在を忘れていることが多く、たまたま気づいたときは天気が悪くて…。
それにしても荻窪駅からスカイツリーまでの間に遮るものがないというのは驚きです。地図で見てみたらスカイツリーは荻窪駅のほぼ真東にあることを知りました。
なぜ、この窓が設けられたのか?その理由が全くわかりませんが、これも荻窪らしくて良い。今度利用する時にこそ、この窓からスカイツリーを拝みたいと思っています。