クリスマスと言えばやっぱりサンタクロースですね。サンタはいるのかいないのか?といったことが子供たちの間でも話題になる時期です。
ある幼稚園の先生から「いると信じている人のところにだけサンタさんは来る」と教えていただいたことがあります。
なるほど、たしかにその通りですね。半世紀以上も前ですが、サンタクロースを信じていた幼い私のところにも来てくれましたので。
野球とプラモデルが好きだった私は、ある年のクリスマス、サンタさんに読売巨人軍でホームランを打ちまくっていた王貞治選手のプラモデルを下さいとお願いしました。
プラモデルと言っても、パーツが細かく分かれている本格的なものではなく、子供でも十分扱える程度のシンプルなもので塗装も不要。
組み立てると王選手が一本足打法でボールを待ち受ける姿になります。これをお店で見かけてからというもの、欲しくてたまらなくなってしまったというわけです。
そして迎えたクリスマスの朝、枕元にそのプラモデルはありました!私がサンタさんの存在を確信した瞬間です。すぐに飛び起きて箱を開け、説明書を見ながら組み立てました。
ところで、日本のサンタクロースは明治から大正にかけて普及したそうです。今ではすっかり定着していますね。
バレンタインデーやハロウィーンなどもそうですが、我が国の異文化吸収力は目を見張るものがあります。クリスマスやサンタクロースはその元祖でしょうか。
もっとも、時代を遡れば神仏習合などにみる仏教の取り込みなどはその上をゆきますね。
逆に時代を先取りすれば、世界中でジェンダーレスが叫ばれていますので、サンタの「おじさん」は「性別不詳」となるか、あるいはジェンダー平等の観点からサンタの「おばさん」出現か…。