タテ割り行政

タテ割り行政

お役所といえば「タテ割り」はつきもの。先日、この「タテ割り」を目の当たりにしました。父の死亡手続きに関するものです。

死後すぐに死亡届を区役所の戸籍係に出します。同時に、後日同じ区役所管轄の3つの部署(介護x2、医療x1)にそれぞれ電話で一報してくださいと書かれた紙が渡されます。戸籍係から直接伝えていただけないものなのか…。

とりあえず最初に介護の部署に電話で報告しました。幸いそこから2つ目の部署に電話を繋いでくれ、最後は医療の部署にも回してくれました。電話の転送はヨコの連携がとれています。その点は助かりました。

そして後日、その介護・医療の各部署から手続き用の書類が別々に届きました。いずれも全く同じ情報、つまり銀行口座情報を提供するための申請書。これをそれぞれの部署に提出することになります。部署間で共有していただけないものなのか…。

とりあえず、それぞれに同じ情報を記入し、それぞれの返信用封筒に入れました。すると、医療のほうはこちらが切手を貼ることになっていますが、介護のほうは「切手不要」になっている。なぜ部署によって郵送代金の負担者がちがうのか…。

その封筒に印字されている宛先は区役所の住所で課の名前だけが違うもの。それとなぜか切手不要のタイプはサイズがひと回り大きい。

そこで私は「切手をはって下さい」と印字された封筒に医療関係の書類を入れて封をし、それを介護関係の書類といっしょに「切手不要」の封筒に入れ、一通にまとめて投函。切手代を節約させていただきました。

電話の転送は部署を越えて対応していただけましたので、書類の転送もきっと問題なく対応していただけるでしょうとの思いを込めて。

もし、「他部署に書類を転送することはいたしかねます」とでも言われたら、その時は区長あてに苦情を申し立ててみようと思います。