ひと月前から始まった片頭痛が、なぜか収束に向かっている。ありがたい話だ。
そもそも季節性のもので、春と共に去り行く予定だったのか、あるいは、水をよく飲むようにしたから脱水症状を回避できた結果なのか。
理由はよくわからないが、GW以降は発作の頻度が激減。ピーク時は1日1~2回だったものが、1週間に1回程度に落ち着いてきた。
最近では数日前の夜中に襲来。相変わらず実に不快な痛みだ。喉は乾いていないので脱水ではなさそうだ。安静にして収まるのを待つ間、後頭部で左右の手を組む。
なぜ手を組むのか。その姿勢をとると、(たぶん五十肩だろう)右肩がかなり痛いから。すると不思議なことに頭痛が肩痛に覆い隠されるのだ。肩の痛みは頭の痛みよりずっと「マシ」なのである。
むかし何かの本で「脳は2つの痛みを同時に感知できない」と書かれていたのを読み、その真偽や科学的根拠は定かではないものの、この「鎮痛法」を時々使う。
まさに「毒をもって毒を制す」である。