初泳ぎ

初泳ぎ

今年の初泳ぎも、いつもの(区営)大宮前体育館プール。先週半ばに突如訪れた真夏の暑さに、自ずと足が向いた。

温水プールとは言え、やはり冬場は足が遠のいた。最後に行ったのは去年のGW前。「水泳はすばらしい」などとさんざん書いておきながらこの始末とは…痛恨の極みだ。

平日の午前中とあって、十数名の高齢者しかいない。しかも、大半の人々はコースロープで仕切られたエリアを歩行しているだけ。おかげで、のびのび泳げる。

プールは地下1階にあって天井は吹き抜けになっている。地上階にあるガラス張りの部屋が見える。そこでは20名程の高齢者が身体をよじらせている。ヨガ教室だろう。

施設のスタッフを除けば、視界に入るのは高齢者ばかり。そこには「私はこの人たちより若いはずだ」と勝手に思っている自分がいた。

果たして本当に若いのか?わが目には60~70代に映る彼ら、彼女らは、もしかしたら自分と同年代なのかもしれない。

そうだとすると、他人の目に映るわが身の姿は、こんなもんなのか…。とりあえずこれ以上考えるのをやめて泳ぐことにした。

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かくと

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「荻窪ラジオ」の神木各人(かみき かくと)です。私は国内外で33年間のビジネスマンライフを終え、今は荻窪を拠点にフリーランスとして活動中です。「荻窪ラジオ」では、私のこれまでの経験や、日々の暮らしで考えたことなどを「オンエア」。「読む」ラジオとしてお付き合いいただければ幸いです。

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