レジ袋有料化の効果

レジ袋有料化の効果

プラスチック製レジ袋の有料化から、今月(7月)で3年が経過したそうだ。私もいつの間にか買い物にエコバックを持参する習慣がついた。

しかし、そもそもの目的であるプラゴミの削減には全く寄与していないらしい。それもそのはず、レジ袋のプラゴミに占める割合は2%足らず。仮にレジ袋を全廃してもプラゴミは2%しか減らないわけだ。

それに、レジ袋はスーパーやコンビニで買った物を運ぶ役割を終えたら、今度はゴミ袋として再利用する。

だから今ではレジ袋が減った分だけ、ゴミ袋を買うことになる。これによりレジ袋削減効果は見事に相殺されてしまう。

もちろん、プラゴミに対する人々の意識改革には大きく寄与したであろう。しかし、実質的な効果は極めて薄そうだ。

これは、ミスコピーなどの裏紙を捨てずに再利用して紙代を節約し、コスト削減した気分になっている職場に似たものがある。

必死に頑張って裏紙を百枚再利用しても、節約した百枚の紙代は百円にも満たない。その代償(裏紙を別管理する手間、見にくい資料が引き起こす業務効率ダウンやミスなど)は百円では済まない。