木曜日の朝刊

木曜日の朝刊

毎朝、新聞に目を通します。最近は紙の新聞をとっていない人も多いようですが、私はテーブルに紙面を広げて眺めたときのあの「一覧性」が捨てがたく、ずっととり続けています。

そこには可読性や視認性など、様々な観点から検討された大小の文字や図表、イラストなどが巧みにレイアウトされている。

これを毎日休むことなくやっている新聞関係者の人たちは本当に凄いなぁと思います。数えきれない人々が分業体制で作り上げているとはいえ、私には“神業”にしか見えません。

人も新聞も、中身が大切なのは言を俟たないものの、「人は見た目が9割」とか言う本が話題になっていることからも明らかなように、新聞もパッと見た時の印象は極めて重要です。

こうしたいわば「第一印象」のもつ力を思い知らされるのが、毎週木曜日の朝刊で目にする週刊誌の見出しです。文春と新潮の広告にはどうしても引きよせられてしまう…。

例えば、会見拒否「細田議長」”紙対応”翌日にゲーム三昧(週刊文春10月20日号)

気が付けば、縦に大きな文字で書かれた見出しはもちろん、付記されている小さな文字も一言一句もらさず目を通している自分。

しかも、読み終えた直後はやや気持ちが昂り、書かれた内容も真実であろうと受け取っている自分。

それにしても、良いか悪いかは措くとして、毎週こうした見出しの文言を考案している人たちの能力も、これまた凄まじい。やはり“神業”に見えます。