先日、新聞の投書欄を見ていたら「山本太郎氏くら替え 疑問」というタイトルが目に留まりました。
私も、れいわ新選組代表の議員辞職のニュースは耳にして違和感をおぼえていましたので、ちょっと読んでみようと目を凝らしてみてビックリ。なんと12歳の中学生の投書。タイトルからは想像もつきませんでした。
本文を読んで更に仰天。大人顔負けどころか、大人でもここまでしっかりした内容の文章を書ける人は多くないのではないかと思わせるレベル。
衆議院議員を辞めて参議選に出馬するのは、選挙向けのパフォーマンスとしか思えない。これは昨年の選挙で山本氏に票を投じた有権者への裏切りではないか。もっと中長期的な視点にたってしっかり務めを果たすべきだ。こう書かれています。政治に無関心な有権者よりも、よほど立派な意見表明ではないでしょうか。
ふと、自分が12歳の頃はいったいどんな文章を書いていたのだろうか?という疑問がわきました。早速、納戸の段ボール箱をひっくり返してみたところ、小学校の卒業文集を発見。
自分の作文や、頭のよさそうだった友達の文章を読んでみましたけれど、どれもよく言えば子供らしい文章で、とても国会議員への批判を書けそうな同窓生はいませんでした。
成人年齢が18歳に繰り下げられ、「世間知らず」の若者が契約などでトラブルに巻き込まれるのではないかと心配する声が高まっていますが、この投書を読む限り、そんな心配は全くなさそうに思えてきます。
しかし一方で、これは本当に12歳の本人が書いたのだろうかという疑問もよぎります。例えば親の意見をそのまま「コピペ」したのではなかろうかと?
フェイクニュースがはびこる昨今、投書がフェイクではなく、この中学生が自分の頭で考え、したためたものであることを心から祈っています。日本の未来は明るい、そう思いたく。