小田原提灯(2) 

小田原提灯(2) 

小田原駅での足止めは30分程度で済みそう。12:26発の熱海行きから運転再開になるようだ。とりあえずお昼ごはん、立ち食いソバを探す。

さっそく「箱根そば」の看板を発見。入口脇の券売機には外国人観光客の列。立ち食いソバは外国人にはハードルが高そうだが大丈夫なのか?

しかし、その心配は無用だった。まず、食券を買ったとたん、券売機が「番号でお呼びしますので、そのままお席でお待ちください」と語りかけてきた。

食券をカウンター越しに手渡し、トレーを持って出来上がるのを待つ間、給水器からコップに水をくむ、というルーチンを想定していた私の予想は覆された。

そこで食券の番号を確認しつつ店内に入ると、中に数か所、大きなディスプレイが。そこには発券と同時に厨房に届く番号(オーダー)が「調理中」なのか「出来上がった」のか表示されている。

これはマクドナルドや病院や調剤薬局の会計窓口などでも見るシステムだが、まさか立ち食ソバ屋にもあるとは。これなら日本語は要らない。

まもなくディスプレイ全面に私の番号が大きく表示され、同時に「126番のお客様 出来上がりました!」という機械音声が店内に響いた。(明日へつづく)

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かくと

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「荻窪ラジオ」の神木各人(かみき かくと)です。私は国内外で33年間のビジネスマンライフを終え、今は荻窪を拠点にフリーランスとして活動中です。「荻窪ラジオ」では、私のこれまでの経験や、日々の暮らしで考えたことなどを「オンエア」。「読む」ラジオとしてお付き合いいただければ幸いです。

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