過去の自分との対話

過去の自分との対話

小さな本棚が混雑してきましたので、久しぶりに荻窪駅前のブックオフに持ち込んで買い取ってもらいました。

いつもながら買取金額のほうも小さく、帰りに西友で食料品を少し買ったらほぼ無くなりました。

最近は図書館をフル活用しているせいで、本をあまり買わなくなりました。気になってすぐに読みたい時や、手元に置いておきたいと思わない限り、まずは図書館で借ります。

なにせ「図書館は自分の書斎」と勝手に位置づけていまして、わが家の小さな本棚はその「サテライト」ということにしていますので。

ただ、サテライトに置いて置ける本は原則15冊以内、最長15日間という制限つきですから、時に、図書館で借りて読んだ後、自分の蔵書にしたくて購入する本もあります。

ということで、結局なんだかんだと買ってしまい、いつのまにか書棚が一杯に。そこで在庫整理をしますと、躊躇なく「売却処分」のレッテルを貼れる本が意外と出てくる。

「なんでこんな本を買ったのだろう?」と一瞬頭をよぎるのですが、「あぁ、あの時はこんな境遇だったから、こういう本を読みたかったのだ」と思い出す。

こうして、昔のアルバムを見るように蔵書を見返してみるのも、本の楽しみ方のひとつと言えるかもしれません。まるで過去の自分と対話しているかのようです。