久しぶりの京都。二日目の午前は伏見稲荷大社を参拝した後、嵐山まで足をのばしました。晴天にめぐまれるも気温は12℃で肌寒く真冬の装いです。
ホテル近くの三条駅から京阪本線に乗って伏見稲荷駅にて下車。5分ほど歩くと全国に3万社あるといわれる「お稲荷さん」の総本宮―伏見稲荷大社の楼門に到着。
目に入ってくるのは鮮やかな朱色。なんと境内には1万の鳥居があるとパンフレットに書いてあります。建物はどれも朱塗りです。
朱色は魔力に対抗し生命力を象徴する色とされてきたそうで、神様の威厳を表象している。そんな説明文を読みつつ、本殿を過ぎて境内を奥へ進むと…ありました「千本鳥居」です。
ここには奥社奉拝所までの道に隙間なくびっしりと朱色の鳥居が並んでいます。鳥居のトンネルです。その一つ一つに奉納者の名前と日付が刻まれていました。
鳥居には「願いが通る・通った」意味が込められているそうで、そのお礼の印として鳥居が奉納されるようになったとのこと。
熊野社という大きな鳥居をくぐると目の前がJR稲荷駅。今度はここから奈良線と嵯峨野線を乗り継いで嵯峨嵐山駅まで約30分。嵐山に到着です。
桂川に架かる「渡月橋」は有名ですね。大勢の観光客が橋の上を行き交っています。河原に咲く桜、そして遠くには山腹の緑に囲まれて山桜も見えました。
「竹林の小径」も素晴らしかったです。桜色、朱色…赤系の色にやや食傷気味だったところでしたので、色あざやかな緑はとても新鮮。風に吹かれて揺れる竹がぶつかり合って奏でる音が耳に心地よく響きました。
竹林の小径―空を覆う竹林が整然と立ち並ぶー野宮神社から天龍寺北門を通り大河内山荘へ抜ける約400メートルの道。手入れされた竹林が道の両脇に続く、京都を代表する観光名所。平安時代には貴族の別荘地だったと言われており、晴れた日には木漏れ日が心地よく、また太陽のない日は昼でも薄暗くなる。
京都観光Naviより