ひと月ほど前に『猛暑保存』と題して、新聞の歌壇でみつけた沓沢和子さん(山形市)の短歌を紹介させていただいた。
「猛暑保存」出来たらいいね 雪の日は ちびりちびりと 小出しに使ふ
いつまでも居座る暑さにうんざりする気持ちを癒してくれた歌だったわけだが、今日はそんな暑さからようやく解放された気持ちを爽やかに表現した武藤義哉さん(東京都)の作品を同歌壇で見つけたので共有させていただく。
猛暑にもいつかは秋がやってくる大渋滞を抜け出るように
素晴らしい比喩に「お見事!」と思わず心の中で叫んでしまう。スポーツの日の3連休は穏やかな秋晴れが続いた。気分「快走」!