かつては誕生日がもっとオープンだった。数年前、ベンチャー企業に転職してまもない頃、親睦会の席で同僚が社長秘書に「社長の誕生日っていつなの?」と尋ねたところ、「誕生日は個人情報なのでお答えできません」と返されていたのを思い出す。
もちろん「年」は隠すとしても「月日」くらいオープンにして良いのでは?と口から出かかったが、自分が時代錯誤しているのだろうと思って止めた。
たしかに、今はやたらと「本人確認」が求められ、その際に効力を発揮するのが電話番号や生年月日だ。こうなると、めったやたらにオープンにはできないということだろう。
ところで、一昨日の巨人・阪神戦。テレビで観戦していたのだが、代打で阪神の小幡選手が登場すると、甲子園は〽ハッピバースデートゥ―ユーの大合唱に。
応援席には「HAPPY BIRTHDAY!!!」と書かれた自作のお応援グッズや横断幕を手に声援を送るファンの姿。なんと準備のいいことか。残念ながら小幡選手は凡退したが心温まるひとコマだった。
時代が移り変わっても、大切な人へのHAPPY BIRTHDAYの想いは変わらない。