昔の人はスゴイ

昔の人はスゴイ

「やっぱり昔の人って凄いな~」と思わず言葉が出てしまう話は多い。例えば、鉄道や自動車がない時代は、江戸から大阪まで歩いて行ったわけだからスゴイ。

今春、各駅停車を乗り継いで10時間以上かけて大阪まで行ったが<大阪へ(1)参照>、徒歩と比べれば楽なものだ。

ちなみに、グーグルマップで荻窪から大阪駅まで徒歩でルート検索したところ、所要時間は「105時間/501km」と出た。1日10時間歩いても10日かかる計算だ。

先日行った韮山反射炉でも、“スゴイ”話を聞いた。反射炉では鉄を溶かして鋳型に流し込み大砲を作るわけだが、その作業は必ず徹夜で行うとの説明があった。

「なぜ、昼ではなく、夜だったのでしょうか?」とガイドさんからの問いかけ。私は「夜の方が涼しいので作業員の負荷が下がるから」だと思った。

正解は「溶けた鉄の温度を正確に見極めるため」。昔は温度計がなかったので、溶解した鉄の色を見て、適正温度かどうか判断したそうだ。昼では色が見定めにくい。

昔の人は色で温度がわかったということだ。やっぱりスゴイ。