初めてのアルバイト

初めてのアルバイト

初めてアルバイトをしたのは高校生のとき。ご近所に測量事務所の社長さんが住んでいまして、その奥様から母が「息子さんどう?」とお誘いを受けたようです。

仕事は道路の測量助手。棒を持って指示された場所に立ち、カメラみたいな測量器を覗く社員が「いいよ!」と言うまでじっとしているだけの単純作業です。

毎回3~4人のチーム。早朝から町なかを車で移動しつつ、とにかく測り続けます。お昼になると車は決まって近隣のファミレスへ。

年代の違う社会人に囲まれての食事は、共通の話題もないし、正直あまり面白くなかった。それに、薄給の身には千円弱の昼食代がとても重たく感じました。

それでも、皆さん良い人たちで、仕事そのものは楽しかった。社会人のほんの入り口を垣間見た程度ですが、「働いてお金をもらうとは、こういうことなのかぁ…」と。

この測量を皮切りに、遊園地の係員や渋滞調査、引越し作業、宅急便の仕分け、塾の先生…。わがバイト人生はしばらく続きました。