家屋調査

家屋調査

父が骨折してから3ヶ月弱が経ちます。おかげさまで術後のリハビリも順調に進み、手すりがあれば何とか歩行ができるくらいまで回復しました。(父 リハビリ病院へ 参照)

ただ、これ以上の機能回復は見込めないとのことで、医療保険の規定もあり来月中旬には退院の予定です。

退院後は自宅に戻って生活を続けることを目論んでいます。ただ、こればかりはやってみなければわかりませんが、まずはそれを前提に関係者の皆さんにご支援いただいています。

一昨日、入院しているC病院から2名のスタッフが実家の家屋調査に来てくれました。これも、在宅復帰を目指した支援の一環です。

家屋調査???私も最初は何のことか想像がつきませんでしたが、以下のようなことです。

つまり、リハビリスタッフが、患者の在宅復帰に向けて住まいの間取りや段差の有無などを実地調査し、安全に生活できる環境かどうかの確認や、身体能力に合わせた福祉用具の選定、住宅改修などを提案してくれるのです。

どこのリハビリ病院でもこうした支援は当然のこととして実施されているのを今回はじめて知りました。至れり尽くせりで本当にありがたいことです。

当日は、病院から作業療法士とソーシャルワーカーが来て下さり、ケアマネジャーにも同席いただき、家屋調査に加え今後の対応に関する具体的な話し合いを持つことができました。

今後、おそらく母は在宅介護を続けるのが難しくなりそうですから、父一人の生活になることが想定されます。その辺りも含めて専門家の意見やアドバイスを伺う貴重な機会となりました。

それにしても、いつも感じるのがこうした医療や介護従事者の皆さんの使命感と、当事者に寄り添う優しさです。

介護はとても辛い仕事ですが、一方で、こうして支援の手を差し伸べて下さる方々が自分の周りに居てくれる。本当に心強い限りです。

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かくと

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「荻窪ラジオ」の神木各人(かみき かくと)です。私は国内外で33年間のビジネスマンライフを終え、今は荻窪を拠点にフリーランスとして活動中です。「荻窪ラジオ」では、私のこれまでの経験や、日々の暮らしで考えたことなどを「オンエア」。「読む」ラジオとしてお付き合いいただければ幸いです。

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