落日燃ゆ(城山三郎 著)

落日燃ゆ(城山三郎 著)

数十年ぶりに城山文学の代表作の一つである「落日燃ゆ」を再読した。東京裁判で絞首刑となった7名のA級戦犯のうち、広田弘毅(元首相・外務大臣)は唯一の文官であり、理不尽極まりない「冤罪」で絞首刑となる。本著はそうした運命に淡々と向き合った彼への鎮魂歌。戦後日本のめざましい繁栄と、そこにある「光と陰」を改めて思う。