職場に向かう朝の通勤電車。いつものように荻窪で最後尾車両に乗る。隣には男子中学生(A)が立っている。次の阿佐ヶ谷ではAと同じ制服を着た男子(B)が乗ってきた。
二人は同級生らしく、さっそく会話がはじまる。もう一人同じ学校の友人(C)が、この車両の少し離れたところに乗っているようだ。話題はCの身長のことに…。
A:「Cもこれに乗ってるよ。でも、混んでて見えないなぁ」
B:「どれどれ、やっぱ みえない」
A:「Cってさぁ けっこうデカくねぇ?」
B:「そうだな。学校で見るとそうでもないのになぁ」
A:「でも、電車とかでサラリーマンとかと比べるとすごくデカいよ」
B:「うん、たしかにそうだよなぁ」
つまり、中学生の中ではさほど大きくないCくんは、「サラリーマン」と比べたらずっと背が高い、ということを二人は述べて共感し合っているのだ。
意味不明で謎だらけ。彼らにとって駅や電車で見かける大人は全員小柄で職業はサラリーマン!? かなり笑えた。