お餞別

お餞別

本日をもって2年3か月勤めたマンション管理員の雇用契約が満了する。

先週、久しくお会いできていなかった吉田さん(『吉田さんのお悩み』参照)に退職のご挨拶をすべく、彼の勤務日に合わせて午後1時に東中野の現場へ伺った。

私は、少し立ち話してすぐに失礼するつもりだったのだが、なんと「今日はこれでオレも早退するから一緒に帰ろう!」と吉田さん。

ちなみに、彼はサポートで入っているので早引きしても業務に大きな支障はない。とは言え、そこまでされるとこちらが恐縮してしまう。

ところが、それだけでは終わらなかった。国分寺まで行くはずの彼は、なんと荻窪で私と一緒に下車。「花屋とケーキ屋に連れてってくれ」と。

餞別を買ってくれるという。いやいや、そこまでされてはこちらが困ると何度お断りするも、お歳がお歳ゆえ一度言い出したら絶対に聞かないのが吉田さん。もう、こうなったらお言葉に甘えよう。

まさか、花束とケーキを持って帰ることになるとは夢にも思わなかった。吉田さん、最後の最後まで本当にお世話になりました!ありがとうございます。