自宅で仕事中、ちょっと一息つこうとテレビのスイッチを入れたら、「一息」が「40分」にもなってしまった。「タンパク質はどのように摂るべきか」というテーマのバラエティー番組に捕まったのだ。
私は「△△が××に効く」といった健康系の番組がけっこう好きだ。これらはハウツーもののビジネス書と同じで、「当たり前」のことしか語られないのはわかっているのだが…。
さて、番組では、まるで体内を見てきたかのような詳しい解説があり、権威ある専門家らしき人物なども登場するから、いちいち納得してしまう。
それでも結局は「タンパク質は朝・昼・夕食でそれぞれバランスよく摂るのがよろしい」という当たり前の結論をもって終了。
更に、番組の終わりに司会者が「人間の体は、その人が食べたもので出来ていますから」と、言い古された「当たり前」でとどめを刺される。「当たり前」の波状攻撃にさらされたあっという間の40分だった。