運転免許更新で都庁へ行ったついでに、同庁舎45階にある展望室に寄ってきた。入場無料はありがたい。
都内の小中学生は多くが今日から夏休み。見物に来庁している親子連れも多いが、それにも増して外国人観光客の多さに驚く。
ずいぶん前に来たときと比べて、室内は洗練され、グローバル対応も行き届いて、誰もが寛げる空間になっている。
スペースの中央にはカフェとお土産屋さん、その隣には大きなグランドピアノが置かれ来訪者に開放されている。
ガラス越しにTOKYOの「コンクリートジャングル」が一望できる。新宿御苑のような緑地帯が、地面を覆い尽くす灰黒色の建物群や摩天楼たちに圧倒されて窮屈そうに見えた。
近くにいた幼い男の子の「おかあさ~ん、ケシキってなぁ~に?」という声。「えぇー!景色?う~ん、何て言ったらいいかなぁ…」と困窮する母親。
思わず「子供って本当に素朴な質問をしてくれますよね」と話しかけそうになるくらい実に微笑ましい光景。それは窓の外に広がるより景色よりもずっと素敵だった。