今月は元官僚の先生がお書きになった寄稿文の音訳を担当させていただきました。残念ですが、とてもつまらなかったです。
私は人の文章をとやかく言える身分ではありませんが、それでも愚痴をこぼしたくなるくらい酷い。
第一に、文章が長い。読点で延々と連結され、どのフレーズが、どの語句を修飾しているのか、とてもわかりにくいのです。
文意と構造を理解しないと、読み方のイントネーションが定まらないわけですから、そこに相当の時間と手間がかかってしまう。
第二に、漢字が多い。行政に関する内容だったこともあって仕方ない面はありますが…。
義務教育費国庫負担金、国家公務員総合職試験、事務系総合職採用、首都直下地震発災時、行政改革会議事務局、大規模広域避難…。
これらの専門用語?は、どこにアクセントを置いてどう読むべきか、いちいち悩ましい。
「学校教育の水準の維持向上のための義務教育諸学校の教育職員の人材確保に関する特別措置法」には度肝を抜かれました。
まるで漢文?いや、これがいわゆる「お役所の文章」。「官文」とでも名付けましょうか。