気のせいなのか、事実なのか、真相はよくわかりませんが、昔から年度末が近づくにつれて道路工事が増えるように思えます。
役所の予算は前年度実績がモノを言うので、確保した予算は使わないと、次年度にカットされる。従って、もし余っているようであれば3月末までに消化すべし、ということか?
さて、先週も図書館に行く途中、比較的大きな規模の水道管工事に遭遇しました。午前9時半過ぎ、現場の皆さんはまだ配置についたばかりという雰囲気。
私の行く手に警備員が一人、背を向けて立っていたのですが、それを見ていたもうひとりの警備員が「後ろ、歩行者来てる!」と注意喚起。
「オジサンが来てる」ではない、もちろん「先生が来てる」でもないし「郵便屋さんが来てる」でもありません。
今この瞬間、あなたの社会的なステイタスは「歩行者」なのだ!と念押しされたようで、思わず笑みがこぼれてしまいました。
一方で、銀行の窓口では「38番の番号札でお待ちのお客様」になり、アルバイト先では「管理人さん」と呼ばれる。
同じ一人の人間が、社会的な位置や役割を日々転々としながら暮らしていることに、改めて気づかされた一件でした。