就職して毎年健康診断を受診するようになって以来、ずっと引っかかってきたのがコレステロール値。いつも基準値より少しだけ高いのです。
そのため、再検査と経過観察を繰り返してきました。併せて、食事や運動による改善にも真剣に取り組んできたのですが、結局あまり効果は出ないまま。
そうこうしているうちに40代半ばにさしかかり、ついに産業医の先生から「そろそろ薬を飲み始めたほうがよいですよ」と勧められました。
そこで、かかりつけ医の先生と相談して、通常の3分の1量、つまり本来は「毎日」服用する分量を「2日おき」に減らし、今日までずっと飲み続けています。
この間、年齢を重ねるにつれて運動のほうは疎かになってゆきましたが、食事のほうは結構意識して気をつけてきました。
しかしながら、数値は特に大きく改善も悪化もせず。尤も、運動をサボった分を薬がカバーしてくれたのかもしれませんが…。
一方で、コレステロールの基準値そのものが変更されたり、何が適正なのかに関して専門家による議論が定まらなかったりと、医療界のほうも足元が定まらない感じです。
最近知ったのですが、コレステロール値が高くなるこの病気は「高脂血症」と呼ばれていたのですが、2007年に「脂質異常症」と名称変更までされていました。
そして50代も後半となり、人生の先が見えてきますと、食事療法への熱も急速に冷めてゆきます。食べたい物を我慢して健康寿命を延ばしたところで何が楽しいのか?
「酒もタバコも女もやらず、百まで生きた馬鹿がいる」という都々逸があります。それに準えて言えば「チョコもアイスもタマゴも食べず・・・」といったところでしょうか。