オレンジリング

オレンジリング

この週末に「認知症サポーター養成講座」を受講してきました。杉並区でもケア24(地域包括センター)が中心となって随時開催されており、認知症について学べる無料講座です。

認知症の基本知識、認知症の人と接するときの心構え、認知症介護をしている家族の気持ちへの理解等々、「ケア24清水」の専門スタッフが講師となって約90分の講義をして下さいました。

ちなみに、この活動は全国規模で「認知症サポーターキャラバン」として行われていて、受講終了者は「認知症サポーター」に認定され、その証として写真にある「オレンジリング」が授与されます。

私は認知症の両親と4年間向き合ってきましたので、今回は特に新しい知識を学んだというよりは、これまでのおさらいをしたような感じでした。

一方で、「認知症の家族会」や「認知症カフェ」といった介護者同士の「支え合い」活動が、区内でこんなにもたくさん行われていることは、今回の講座を受けるまで全く知りませんでした。

「杉並介護者の会マップ」という資料が配布されたのですが、そこには認知症高齢者を抱える家族の会や男性介護者の集いなど、区内全域で14もの会が掲載されています。

私も昨年までの4年間は目の前の介護に追われっぱなしでしたが、こうした会の存在は介護をする身にとっては心強い限り。

認知症になっても安心して暮らせるまちを、地域住民の手によって作ってゆくことを目指しています

これは「認知症サポーターキャラバン」が掲げている活動目標。その達成に少しでも寄与できるよう、これからも微力ながら務めてゆきたいと思います。