関東三天神のひとつ谷保天満宮(国立市)へ。GWに亀戸天神、湯島天神は参拝できたが、この谷保天満宮は時間切れで叶わず、連休明けにリベンジ。
平日、昼下がりの谷保駅に降りた乗客は十名ほど。改札口に天満宮まで200メートルと書かれた貼り紙。雨が降り出したが、傘がない。
小走りで百メートルほど行くと急に雨脚が強くなるも、幸い大きな木の下がありしばしの雨宿り。小雨になったところで残りの100メートルを急いだ。大きな木々が見える。
鳥居に吸い込まれるように中へ入ると、そこは鎮守の森。空気が急に変わったような気がした。うっそうと茂る新緑が雨を散らす音に包まれる。人がひとりもいない。ちょっと神秘的な感じだ。
参道の階段を下り本殿に向かう。社務所のベンチで参拝者が3人談笑していたが、ほどなく去り、拝殿とその周辺は「貸し切り」状態に。
鈴なりの絵馬を背にして鎮座する牛が、私に何か言いたそうに見えた。