勝って当たり前

勝って当たり前

WBCが開幕しました。日本はダルビッシュや大谷などメジャー組も加わった史上最強メンバーでチーム一丸、優勝に向かって歩みを進めています。

日本の野球は既に世界トップレベルですから、先般のサッカーW杯とは趣が少し違って、一次ラウンドは「勝って当たり前」と皆が思っています。

私も、日本が韓国や中国に負けることは想像できませんが、これは逆に選手たちにとってとてつもないプレッシャーであることは想像できます。

「〇〇して当たり前」というのは辛い。仕事の世界で言えばサービス業はみなそうです。例えば、電車は「定刻通り運行して当たり前」。だから、たかだか数分遅れただけで、駅や車内はお詫びのオンパレード。

しかし、その「定刻運行」がいかに偉業であるかということは、海外で電車を利用してみれば、誰もが実感するはず。そのくらい賞賛されるべきことです。

プロ野球も(エンターテインメント)サービスですから、選手たちも、ある面、駅員さんや車掌さんと似たような立場かと。

「勝って当たり前」のゲームで「勝つ」ことがいかに大変なことか。今回はそういったことにも思いを馳せつつ、毎晩、テレビに向かって声援を送っています。