これまで1年半携わってきた音訳ボランティアを辞めることにした。今月末で退会する。音訳そのものは楽しいのだが、毎月の負荷が増え、仕事や介護との両立が難しくなった。
大げさな物言いで恐縮だが、人生の残り時間を考えると、何に時間を使うかについては、常に意識し、優先順位も変わる。商品の売上ランキングをベースに繰り広げられるコンビニの「棚取り競争」みたいに。
つまり「何に時間を使うか」ランキングは日々入れ替わる。一方で、「棚」つまり「時間」は有限だから、なんでもかんでも「陳列」するわけにはいかない。
最近は、先輩方の指導に加え、それなりの分量もこなしたことで、音訳スキルの上達を実感している。誤訳は減ったし、読みのスピードや間の取り方、写真描写もコツを掴めてきた。
たぶんここでもうひと踏ん張りすれば、ひとつの殻を破り、違う景色が見えるのかもしれないのだが…。それでも、今回は棚から降ろすと決めた。目下、最後のタスクと格闘中、締め切りは明後日。