先週、ゆうちょ銀行が定期貯金(5年)の金利を0.002%から0.07%に引き上げると発表。「35倍に上がった」とはいえ、あらためて金利の低さを見せつけられました。
この数値の低さは、もし科学の世界なら、「%」ではなく「ppm」で表記するレベル。0.07%は700ppm、0.002%は20ppmですから。
食品添加物や大気中の公害物質の濃度みたいに「微量」です。これでは「雀の涙」にも及ばない感じ。しかも5年ものの定期です。
もっとも、欧州に駐在していた頃は銀行に口座管理手数料を徴収されていましたから、それから比べれば日本の銀行はずいぶん良心的ではありますが…。