(昨日のつづき)
こんな時は、周囲の協力を仰ぐしかない。たまたま近くに掃除のオジサンが。駆け寄って「お知恵をかしてください」と。これが大当たり!
「駅はどこも遠いし、東京まで戻るのも外人さんには難しいよ」「救急車を呼んでまかせちゃうのが一番いいよ」…なるほど!
きっとオジサンはこうした場面に遭遇した経験があるに違いない。「スタッフに言えば中に救護室もあるから、そこで救急車がくるまで待たせてもらえるよ」と。
これだけ多くの外国人が訪れているのだから、スタッフも救急隊もこうした事態に慣れているに違いないと思い至る。
早速、私は躊躇する母親を説得し、なんとか承諾を得て119番通報。あとは港のスタッフに託した。オジサンにお礼をと思ったが見当たらなかった。
かれこれ30分程お待たせした残り4名様は皆さん理解のある方でクレーム等一切なくツアー再開。途中、サイレンを鳴らして対向車線を走る救急車とすれ違った。
どうかあの子が大事に至りませんように。オジサン本当にありがとう!