入口の券売機でチケットを買ってガイダンスセンターへ。そこで、簡単な展示と8分間の案内動画を見る。
上映が終わると、ボランティアのガイドさんが「よろしければ、これから私が皆さんをご案内します。20分くらいです。よろしかったらどうぞこちらへ」と声をかけてくれる。
それに応えて、シニア夫婦1組、男子大学生3人のグループ、小学生の女の子とお母さん、私の計8名が続いた。
幕末期の代官江川英龍(坦庵)が手がけ、後を継いだその子英敏が完成させました。反射炉とは、金属を溶かし大砲などを鋳造するための溶解炉。韮山反射炉は、実際に稼働した反射炉として国内で唯一現存するものです。
伊豆の国市HPより
ガイドさんの語りは見事だった。70代とお見受けする男性。よく勉強されていて、反射炉への愛を感じる。その仕事ぶりに感心する。
あの女の子は学校の夏休みの宿題を持ってきたようだ。反射炉の調べ学習だろう。案内を終えたガイドさんが質問攻めにされている。
施設を出た私は、隣接する展望デッキへ。誰もいない灼熱の坂道を登ること3分。茶畑に囲まれた空き地に木製の朝礼台のようなものがポツンと置かれているのが見えた。(おわり)