いま好対照な2つの連続テレビドラマを毎週見ています。ひとつはTBSの日曜劇場で放映中の「マイファミリー」。以下、TBSのホームページから引きます。
二宮和也&多部未華子 夫婦役で15年ぶり共演!!そんな二人に襲いかかる 前代未聞の“完全誘拐” 娘を助ける唯一の方法は警察排除!?夫婦だけで娘を取り返せ!!誘拐事件で試される“家族の絆” 一瞬たりとも目が離せない ノンストップファミリーエンターテインメント!
TBS
5月1日の「伏線回収」でも書きましたが、まさしくこのドラマは「伏線回収モノ」。毎回伏線が散りばめられ、こちらの関心は「真犯人はいったい誰だ?」という一点に集中。俳優の台詞や表情などへの注意はかなりいい加減になります。
もうひとつはNHKBSプレミアムドラマ「今度生まれたら」。こちらもNHKのホームページから引きます。
70歳になった夏江はつぶやいた。「今度生まれたら、この人とは結婚しない」そして、これまでにあったターニングポイントがよみがえる。やり直しのきかない年齢になって、それでも今をどう生きるかを考え始める夏江や、とりまく人々を軽やかに優しく描く、内館牧子原作の「老後小説」をドラマ化。
NHK
テーマからしても、こちらは静かでゆっくりしたストーリー展開。俳優も当然ながらベテラン揃いで、成熟した演技や表情、間の取り方などはさすがに素晴らしいものがあります。
台詞のないシーンやストーリー展開に直接は影響のない場面にもかなりの尺をとっている。テレビドラマというより映画っぽいつくりです。
どちらも、見ていてとても楽しい。ちなみに「今度生まれたら」の主演は松坂慶子で“夏江”役、その“夫”役は風間杜夫で、平田満も“義兄”役として出演している。
そう言えば、20代の頃に映画館で見て感動した「蒲田行進曲(深作欣二 監督)」でも、若かりし頃の松坂、風間、平田がメインキャストでした。感慨もひとしおです。