住民税は高いか安いか

住民税は高いか安いか

ご存知のようにサラリーマンの税金は源泉徴収されます。そのため、自分が一体どのような算定基準でいくら税金を支払っているのか あまり関心が向かないでしょう。

しかし、ここは絶対に関心をもったほうがよいと思います。

キャベツの値段が数十円上がったことを心配したり、今日はポイントが2倍つくからお買い得だ!と喜んだりしている場合ではありません。税金は額も大きいし お金を稼ぐ限りずっとついてまわります。

徴収されるのは所得税(国税)と住民税(地方税)です。ちなみに社会保障費も天引きされていますね。かつては所得税のほうが大きかったのですが、国から地方への税源移譲が実施され平成19年1月から所得税が減り その分6月から住民税が増えました。

税源の移し替えなので「所得税+住民税」の総額は基本的には変わっていないのですが、住民税は後払いということもあり 当時の私も負担が増したように感じたのを覚えています。

その後 間もなく「ふるさと納税」がはじまり そちらに気を取られて忘れそうになりましたが、やはりなんとなく損しているようで もやもやした気分は続き…。

考えてみれば、行政サービスを利用する・しないに応じて 税額が変わるわけでもありません。水道やゴミ回収といった生活インフラは誰もが利用しますが「よろしかったらご利用下さい」というサービスもある。

なるほど、きっとそれがもやもやの原因かも。それなら、そういったサービスを最大限利用できれば負担感は軽減するはずです。実際にやってみました。

・区立図書館をフル活用  

・区立の温水プールも頻繁に利用

・区民センターの会議室を借りてマンション自治会総会を開催 

・保健所の車いす無料貸し出しを父の健診で利用

・介護用おむつ 毎月配送で自己負担額はわずか1割

・子供たちは公立へ進学 

区報にも目を通して 面白そうな企画やイベントにもときどき参加しています。2018年には「すぎなみ大人塾」で「コトバ・ラボ」と題して「言葉とコミュニケーション」について学ぶコースを受講しました。

月1回の講義やワークショップを9か月間、国立国語研究所の協力で一流の講師陣による質の高い講義を無料で受けられとても有意義でした。

娘は小学生の時から、区が主催するダンスや体操の教室に通っています。おまけに「元オリンピック選手(陸上とサッカー)による“走り方”&“サッカー”教室」というイベントにも運よく高い抽選倍率をクリアして参加できました。このときは、子供たちと選手たちの記念写真まで無料で送っていただきました。

行政サービスに関わる人たちは皆さんとても親切で、いつも気持ちよく利用させていただいています。おかげさまで こうした積み重ねにより負担感は大いに軽減されました。

是非、地元市区町村の発行する広報紙(もちろん無料)にも目を通してみてください。きっと嬉しい発見があると思います。